2017年12月3日日曜日

JTAlertバージョンアップ(2.10.5 )

対応するバンドが拡張されました

以前のバージョンでは70cmバンドなど利用できないものがありました。今回のバージョンアップでより多くのバンドに対応されたのでログの自動アップロードができなかった問題が解決です!

B4(すでにQSOしたことがある局)をJTAlertが認識できるように過去ログデータを更新しておきました。JTAlertのログ記録機能は自前のADIF(テキストデータ)の他、外部アプリへResistすることも選べます。私はハンドリングしやすいADIFを使っているので、ログ・ファイルをテキストエディタで開いてバンドデータが0mになっている部分を70cmに置換しました。JTAlertを起動せずにQSOした時もあるのでデータもMergeも合わせてしておきました。

今回拡張されたバンドで運用されている方はログデータの修整をおすすめしたいです。

ログデータ修整の留意点

ADIFではColumn(フィールド)のデータ長を認識するタグも変更しておく必要があるので注意が必要です。

BAND:4になっているところは旧バージョンでは数字は2(2桁のデータという意味→0m)になっているはずのなので、ここを4(4桁のデータの意味→70cm)に変更しています。同様にBAND_RXの桁数も変更しておきました。

ADIFを使っていない場合のB4管理

ADIFを使っていない場合はmdbファイルで管理しているようです。mdbファイルはMicrosoftのAccess(データベース)のデータ形式なのでAccessをお持ちの場合は手作業で修整できます。dataテーブルにコールサイン(callsign)とバンドモード(bandmode)の2つのフィールドがあります。70cmバンドのJT65のQSOの場合はデータを70cJT65と直せば良いようです。

Accessがない場合はJTAlertで新しくmdbファイルを作ってADIFデータをインポートするのが一番簡単だと思います。

2017年11月18日土曜日

【TIPS】Audio Deviceに名前を付ける

JT65などの送受信に利用する音声入出力

デジタルモードの信号の復号、符号化はパソコンで行います。ふつーのパソコンの場合、アナログのオーディオデバイス(マイクまたはラインとスピーカー)は一組しかない場合が多いので、複数の無線機を接続するにはUSB接続のオーディオデバイスを利用すると簡単に追加ができて便利です。ところが、無線機ごとのオーディオデバイスを選ぶのかわかりにくい場合があります。

たとえば、JTDXの場合は設定(settings...)のオーディオタブ(Audio)で使用する無線機のI/Oと合わせます

この絵では2つの無線機(アイコム用と八重洲用)のオーディオデバイスの名前をわかりやすく変更しているので選択に迷いません\(^o^)/

オーディオデバイスの名前変更手順

オーディオデバイスは入出力をペアで管理しているようなので設定変更はOSのサウンドデバイスの録音(無線機からの入力)または再生(無線機への出力)で設定します。

変更したいデバイスを右クリックして表示されるメニューからプロパティを選択

マイクのアイコンの右側の文字(デバイスの表示になる情報)を書き換えてOKボタンを押す

デバイスマネージャで表示名が変わっていることを確認

デバイス名を変更したら利用するアプリケーションの音声入出力設定を確認、必要に応じて設定します。(アプリケーションが新しいデバイス名ではなく、変更前のデバイス名しか認識していない場合はパソコンを起動しなおすと良いかも知れません

2017年11月5日日曜日

JT65の強い信号の見え方

ウォーターフォールに見える幻影

WSJT-Xなどのウォーターフォール(以下:WF)では受信している信号の強度や偏移が時間経過に応じて可視化されます。ときにデコードできない信号らしきものが表示されることもあります。送信側の問題なのか、それとも受信側の問題なのか。。
(恐らく)送信側に問題がある場合(音声系で言えばPCからの音声出力時の歪や、無線機への入力が大きすぎるなど?)は耳で聞いていても、デコードできる信号と比べると違和感があります。ところが耳で聴く限りそう感じない信号にも遭遇することがあります。

見え方と対処のトライアル

21MHzでスーパーローカル局の強力なJT65の信号を受信しています。耳で聴く信号はキレイに聞こえていて問題がなさそうでしたがWFで幻影が見えています。

ATTやRF Gainの調整でどのように変化するか試してみました。なお、この操作の間、AGCはオフにしています。赤い丸で囲ったところが送信されている信号(デコードできている)で黄色が幻影(デコードできない)のようです。

ATTのオン、オフやRF Gainを増減で"幻影"は見えなくなりました。このような強力な信号を受信しているとき、AGCがオンになっているとその強い信号でAGCが働き、その他の相対的に弱い信号がデコードできなる場合もあるようです。

受信しているIC-7300のOVF(オーバーフロー)は表示されていませんでした。次回はIC-7300のSpectrum Scopeでも観察してみたいと思います。

Spectrum Scopeの様子

タイミングよく先程の局が出てくれたので観察してみました。FT8の信号も見えてますがWFにみえるような幻影(信号)は見えませんでした。

2017年9月10日日曜日

ベランダはみ出しアンテナ追加とメンテナンス

ハムフェア2017で買ってきた430の5エレメント八木

2017年のハムフェアでアンテナ買ってきました(開局した2016年に初めて参加したハムフェアでは特に何も購入しませんでした)。組み立て前(分解時)はコンパクトで、すこし大きめのデイバッグにも収納できる5エレメントの八木アンテナAY-075/Ⅱです。

工具レス、蝶ナットで組み立てできるのが特長です。

ローテータなしなので北方向固定にしていみました。FMで運用する予定は当面ないのでJTモードに合わせて調整しました。

ついでUHV-6もメンテナンス

同じマストに取り付けているUHV-6もついでに再調整。カウンターポイズの位置でVSWRが微妙に変化するので八木アンテナの影響もあったかも知れません。15mバンドは1mmで約35khz変動するので、何度もベランダと無線機の間を行き来で調整骨が折れます^^;。28Mhzはうまく共振点を見失ってうまく調整しきれないのでエレメントは外してしまいました。

2017年8月27日日曜日

-30dB再び

約6705.0 km離れた局からのレポート

久々に-30dBを受信したので驚きました。40mバンドのJT65です。UHV-6で30w。

2017年8月6日日曜日

HF40CLの再調整

40mバンドのJTモード運用周波数

40mバンドのDigitalモードは国外との交信が認められていない帯域と認められている帯域があります。JT65(JT65A)で言えば7041kHz付近が国内限定、7076kHz付近が海外交信のみできる周波数です。

HF40CLの場合、VSWRが1:1.5になる範囲は約30kHzです。それぞれの運用周波数は微妙に離れているのでアンテナ・チューナーのお世話になるか、エレメントの長さを調整することになります。

エレメント短縮してDX向けJTモード周波数に合わせる

開局時に用意したのはマルチバンドのホイップ(UHV-6)でした。モノバンドのホイップアンテナと性能がどれくらい違うのか試してみたくてモノバンドのホイップも追加しています。これまでは国内用のJTモードの運用周波数に合わせてエレメントの長さを設定していたので国内用から海外用(または海外用から国内用)に変更したときはアンテナ・チューナーでチューニングして運用していました。先日80mバンドのエレメントの長さ調整したので、今日は長さを約1.5cm短くしてみました。エレメントを約1.5cm短くしても国内向けにする場合はエレメントのスライドさせて固定すればOKです。

上段が国内向け(カットしたエレメントをスライドして長くした状態)、下段が海外向けです

肝心の性能差はよく分かりませんでした^^;

【FYI】周波数の使用区別

2017年7月29日土曜日

80mバンドもQRVできるようになりました

開局1年にしてようやく80mバンドのアンテナ導入

免許は160mバンドもあります。さすがに狭いベランダから運用するのはアンテナの大きさを考えると躊躇してしまいます。知識も技術も無いので。。
80mバンドであれば市販のモービルホイップがあるので、開局1年が経過した7月にHF80CLを購入しました。HF80CLとほぼ同じ仕様でHR3.5(コメットアンテナ)もあります。以前にHF80CLと同シリーズの40mバンド(HF40CL)と6mバンド(HF6CL)の導入実績もあったので今回もダイヤモンドアンテナにしてみました。

微妙な違いですがエレメントの長さ1cmあたりでの周波数の変化量が小さい方がHF80CLでした。なんとなくHF80CLの方が調整が楽そうな幻想です。

HF80CLのシリーズは2分割されていて延長コイルの先に差し込むエレメントの長さ(出し入れの幅あり)で調整します。出荷時にはバンドの下の方(つまり長め)に設定された状態になっています。実際の設置環境で調整したい周波数との差をみつけ、高い方に合わせる場合はカットすることになります。この調整用エレメントはステンレス製で直径3mmもあるので切断には骨が折れます。HF40SLでの経験から今回は文明の利器である電動ノコギリ(ジグソー)にステンレスも切れる歯を装着してやっつけました。ちなみに1cmあたり約11kHz変化するという仕様を参考にして一回の切断で2cm程度短くするだけですみました。目標とした周波数は3.531kHzです。

モービルホイップは接地型ですのでカウンターポイズが重要。今回はたまたま80mバンド用には特に用意しないままでOKで良かったです。

JTモードのQRGは国内向けとDX向けで40kHz程度離れているので4cm程度の差になります。内蔵のアンテナ・チューナーでは調整しきれなかったのでエレメント長さ調整が必要でした。

エレメントを更に4cm程度カットして出し入れでも良いのかもしれませんが、切るのが面倒なので、カットしてあるHF15CLのエレメントに差し替えることにしました。

エレメント調整後のVSWR

IC-7300内蔵のアンテナ・チューナーを利用すると1:1.5の範囲は20kHz程度のようです。

DX用QRG用のエレメント装着(上がアンテナ・チューナーオフ)
国内用QRGのエレメント装着(上がアンテナ・チューナーオフ)

伝搬テスト

3.531MHzで3w運用してみました。VKにも届いているようでホイップでも楽しめそうです(*^^*)

2017年7月17日月曜日

モービル用ホイップでも楽しめるDXと伝搬の確認

微弱ですいません(^^)

先日ブラジルの局とJT65での1st QSOを終えたとき、JT-Alertのメッセージが届きました。

”TU DX/GL 73,YOU USE 5 WATTS?"

受信した私のレポートは-25dBでした。出力の小さな局と思われたか、QRP局とのQSOのAwardがあったのかも知れません。滅多にJT-Alertのメッセージをもらうことがないので一瞬焦りましたが実際の出力を返信しておきました。その後、続くメッセージはなく他局とのQSOを継続していたので先方は納得したのでしょう(^^)

送信の出力とレポートの関係

その日のコンディションや運用中のJA(ローカル)局の動向も見ながらJTDXやWSJT-XのRFgainで出力を調整してます。その時参考にしているサイトです。自分の電波がどこまでどの程度届いているか確認できるのはとても便利ですね。

北側にあるベランダからはみ出して設置しているホイップは、残念ながら送受信性能が低い部類になります。つまり”聞こえない”、”届かない”。

なのでCQは滅多に出さず。聞こえる(見える)局に応答するのがいつものスタイルです。

B4でも大歓迎

性能は低いですが主力のホイップアンテナ(ベランダに設置している)は簡単におろせるので取替や調整も気軽にできるメリットがあります。ちょっとした変更(角度や向き、マルチバンド・モノバンドなど)でどのように伝搬状況が変わるのか色々試すこともあるので、B4もとてもありがたいです。(相手局の設備やコンディションに大きな差や変更がなければ当局の環境による差をある程度感じることもできる)

eQSLなどのコメント

JTモードユーザーが各バンドで送信実験をスケジュールしていただいているのは助かっています。しかし、交信時には設備や出力kの情報の授受はしないこともあるので、その場合はQSLカードで確認しています。JTモードを運用している局は国内外ともに電子QSLを利用している局が多いようなので、私は紙のQSLカードが届くよりも早く相手の設備(特にアンテナ)や出力などが知りたいと思っています。

ここ数ヶ月は私と同じように思っている、設備をこまめに変更している局などの参考になればと、電子QSLのコメントにはアンテナとリグ、出力をできるだけ記録するようにしています。(運用方針や目的は千差万別なのでこうしなければいけないということはないです)

時々ミスってログアップしているQSOもあるので、慌ててブラウザで修整することも(*^^*)

指向性のあるアンテナをお使いの局はどちらの方向がフロントだったかも記録しているのしょうか???

2017年7月9日日曜日

多バンドモービルホイップを追加(RHM7350)

24MHzにも出られるアンテナ

メインで使っているホイップアンテナのUHV-6はオプションを追加すると20mや17mバンドにでることができます。17mは追加済みなので40m、17m、15m、10m、6m、2m、70cmのバンドにでることができます。

せまいベランダで一本しか同軸しかない環境には便利なアンテナなのですが、少し残念なのことがあります

  • 標準のバンド以外のオプションがあまり流通していない
  • 12mバンドはそもそもオプション設定がない(10mバンド用を改造すればいけそう)

そこで12mでも出られるようにダイヤモンドアンテナのRHM7350導入しました。(実はRHM10も導入済みなので12mバンドは以前から運用しています)

3つに分割されたパーツをネジ込んで1本にしたら、ローディングコイル部分の長さを調整する機構を利用することで簡単にQSY(型名の7350は利用できる周波数を表しているようです)ができます。各バンドの長さは添付の説明書(メーカーサイトにPDFもあります)に各バンドでの長さのグラフがあるのでそのあたりの長さに合わせて共振周波数を探して微調整すればOKです。10mと6mはまだ調整の長さが探せていませんが、調整できたバンドでは帯域がUHV-6よりは広く、受信性能も良い印象です。

6mを運用する場合は先端のエレメントを1本外す必要があるので7~28MHzはしばらくこのアンテナで運用したいと思います。

ベランダからのはみ出し具合

各バンドのVSWR

JTモードのQRG付近で長さ調整したときのVSWRです。上段がアンテナ・チューナーオフ、下段がアンテナ・チューナーオンの時です。

2017年6月25日日曜日

70cmJTモードのQSOログ自動アップロード失敗

JT-Alert 2.9.9の不具合?

JTモードのログアップロードはJT-Alertを利用してeQSLなどに自動アップロードしています。JTDXにはeQSLアップロード機能があるので、その機能はオフにしてJT-Alertを使ってます。

昨日(2017/06/24)70cmで何局かQSOした時、すでにQSOした記憶のあるコールサインがJT-Alertでは1stの表示になっていないことで気づきました。

初心者なりの分析^^;

そこでeQSLのログを確認すると、幾つかのログがアップされていません。JT-AlertでもADIF形式でログを保存しているので確認するとQSOは記録されています。2mやHFなどは問題ないようでしたのでバンドデータに問題あると見当を付け、よく見ると70cmのQSOデータはバンドが0mになっていました。これが原因でeQSL側で登録をRejectされたようです。いつのバージョンから不具合があるのか定かでないので過去に遡ってJT-AlertのADIFファイルを確認すると8回のQSOのバンドが0mになっていてログがアップロードされていませんでした(T_T)


自動アップロードされたQSOデータ

70cmでJTモード運用時の当面の対処

  • JTDXの場合はeQSLにアップロードする機能をオンにする
  • eQSL以外は手動でadifファイルをアップロードする

あと、開発者にお知らせした方がよいですね(*^^*)すでに不具合が報告されているかを確認してからにしたいと思います。

2017年3月26日日曜日

JT65で-30dBデコードできた

受信時の設定トライアル

FBでお友達になった方がCQ誌に掲載されいてるとのことで久々に買ってみました。私の無線機と同じものをお使いとのことで共感しました(^^)。
この号にJT65運用の連載記事にあった受信時の設定を改めて確認し受信設定を試行しています。気まぐれなコンディションの変化に合わせて調整していく必要がありそうなのでまだまだ試行中です。

その中で昨日(2017-03-25)、なんと-30dBでデコードできました。

もらうレポートも嬉しいですが、送るのも嬉しかったです。
当局の微弱電波の成果

2017年3月25日土曜日

初心者にも「パソコンの音を送信している局」の原因が分かったかも

パソコンの音を送信してないですか?

2016年の夏に開局、秋からJTモードを運用しています。受信音を聞いていると時々パソコンの音が聞こえることに気が付きました。その場でどの局が発信しているの分かれば教えてあげらるのですが残念ながら分かりません。。。

なぜそんなことが起きるのか疑問に思っていました。

オーディオデバイスのインスール後に注意

先日パソコンをリプレースしてセットアップし直しまた。IC-7300もFT-817ND(FT-857)でも使えるように3本のUSBケーブルで接続するので、デバイスドライバーをインストールしてからケーブル、無線機を接続します。

パソコンにオーディオデバイスをセットアップするとOSは後からインストールしたデバイスを入出力のデフォルトにするようです。と、言うことはパソコンの音を送信している局は、その設定(デフォルトの音声入出力デバイス)を変更(確認)していないのではないでしょうか。

JTモードの設定を解説する記事でWSJT-XやJT65-HF-HB9HQXなどのアプリケーションのオーディオ入出力までしか記述していないケースもあるのかもしれませんね。

オーディオ出力のデフォルト(既定値)を確認する

この2つの画像は間違い探しみたいですが、パソコンの操作音などを再生するデフォルト(既定値)に違いがあります。左のように無線機がデフォルトになっているとパソコンの操作音が送信されてしまいます^^;右の画像のようにデフォルトのデバイスに設定変更要です。

パソコンで音楽や動画などを再生しても音がでなくなった。そのタイミングがJTモードのセットアップであればこのケースに当てはまるかも知れません。

もう一つの思い当たる節

パソコン側の音声出力のデバイスをスピーカー(パソコンがデスクトップの場合が当てはまりそう)またはイヤホン(ノートブックの場合が当てはまりそう)に選んでいる場合です。パソコンの操作音などをミュートしていないとそのまま送信されてしまいますね。。。

2017年3月22日水曜日

初心者がMacでWSJT-Xを運用してみた

Logは共有したい

普段はWindowsのパソコンを使ってますが、たまにMacを使うこともあります。WSJT-XとJTDXでLogファイルを共有できたのでMacでもJTモードを試してみることにしました。

WindowsでのLogファイル共有はこちら→WSJT-XとJTDXのログファイルの共有

まずは他のWindowsバソコンともLogが共有して運用できる方法を考えてみました(^o^)

運用中の画面はこんな感じ

WindowsパソコンではTurbo HamlogのログデータをDropboxを使って複数のパソコンで共有、バックアップしています
今回もDropboxを使って機種間でLogファイルを共有し、WSJT-XのデフォルトのLogファイル保存場所にはmacOSのシンボリックリンク機能を利用しています。

・・・ですが、Macbook airとWindows間でファイル共有、更新はできているのですが、WindowsのDropboxのフォルダにあるLogファイルの更新内容がWSJT-Xの管理するLogファイルに反映できていないようです。もう少し試行錯誤が必要ですね。

2017年3月19日日曜日

当局の微弱電波の成果

-30dBのリポート

ホイップアンテナに5WでRA9YEからもらったリポートです。QRZ.comによれば距離は4724.0 km。ホイップアンテナはベランダからはみ出しているという表現がぴったりの貧弱な環境。しかもこのときはFT-817NDだったので5W以上にQROできないのでダメ元で呼んでみたら一回で応答がありました。

eQSL.cc経由でカードのすぐに受領しました(*^^*)

コンディションとタイミング、相手の受信環境に助けられて良かった。RA9YEとは40mのJT9に続き2回目のQSOでした。

2017年2月23日木曜日

初心者の無線局免許変更

デジタルモードの免許申請

アマチュア無線再開にあたって運用してみたかったのがデジタルモードです。パソコンンを附属装置とすることで20世紀にはちょっと大変だったRTTYなども簡単に運用できそうと思ったのです。

新設時よりも免許されてから変更の方が良さそう(手続きや経費の面で楽)ということもわかったので開局後に電子申請Liteで行いました。(開局時も電子申請Lite)

パソコンを使って運用するための審査依頼に必要な手続きや用意する書類などは、先達が公開してくれているネットの情報を参考に用意しました。附属装置を付加することで認定からはずれるため工事設計書と送信機系統図および諸元表を用意しました。

しかし、ネットの情報の中でよく理解できなかったのが保証認定が必要かどうかということです。保証認定事業者は2社(2017年2月時点)あるので書類を準備するにあたり事業者と総通に聞くことにしました。

【前提】

  • RTTY、PSK、JT65などを運用したい
  • パソコンのUSBポートに接続したケーブルをIC-7300MとFT-817NDに予め装備されているポートに接続する
  • それらのポートを利用して無線機に音声入力を行う
  • 送信機の定格出力は5Wと50W

【保証認定が必要か】

2つの保証認定事業者に聞くと当然ながら同一の見解でした。。

  • パソコンのUSBポートに接続したケーブルをIC-7300MとFT-817NDに予め装備されているポートに接続する
  • それらのポートを利用して無線機に音声入力を行う。

この場合は保証認定が不要となるそうです。ただしAFSKではなくFSKの場合は無線機が無改造でも保証認定の対象になります。ちなみに定格出力が20Wを超えないFT-817NDの場合は軽微な変更となるので保証認定は不要です。

保証認定事業者◯◯◯◯の担当者いわく、FSKの場合は『パソコンと発信回路の接続されるから』保証認定になるそう。メーカーが技適を取得するとき、予め無線機に装備されているポート(バスのUSBなど)にどのような装置が接続されるか特定していないからだそうです。
この当たりの判断は法令などを見つけることができず、

「法令で根拠を確認したいので、どこに記載されているのか教えて欲しい」

とお願いすると

「電波法令集は買ったことがあるか?」

と言われました。
(喧嘩を売られのかと思いましたが)印刷物よりも総務省が公開している法令集やネットで探す方が便利なので買ったことないが読んでいると言っておきました。(^^)

【届か申請か】

関東総合通信局の係官にお聞きしたところ免許状の指定事項に変更がない場合は届となるそうです。また、AFSKとFSKの違いによる保証認定の要・不要は認定事業者とほぼ同様の見解で、どうも事業者と総通間の了解事項(担当官の間でも代々申し送りしている模様)のようでした。

”ほぼ”というのは保証認定が不要になるケースとしてJVCケンウッドの無線機(特定の機種まではお聞きできませんでした)が多そうだということまで聞けたことです。ここに何か訳がありそうだなぁと思いました。

指定事項として今回の変更に関わるのは「電波の型式」が対象になりますが電波の型式が一括記載されているおかげで指定事項変更になりません。

【工事設計書(送信機系統図)の書き方のポイント】

総通係官がおっしゃったことはJVCケンウッドのサイトでダウンロードできる無線機の取扱説明書にありました。いくつかの機種の取扱説明書を見ると工事設計書のポイントが分かったので、参考にして工事設計書(送信機系統図)を作成しました。 系統図に付記する内容にこれら2点が書いてあると良いようです。

  • パソコンは無線機予め装備されているポートに接続すること(無線機自体は無改造であること)
  • それらのポートを利用して音声(低周波)入力を行うこと(マイクから声を入力することと同じとみなす)

送信機系統図の例はこちらです→送信機系統


★参考にしたもの法令など★

  • 許可を要しない工事設計の軽微な事項 (施行規則別表第1号の3)
  • 昭和36年郵政省告示第199号(無線局免許手続規則の規定により、簡易な免許手続を行なうことのできる無線局を定める件)第4項
  • 昭和51年郵政省告示第 87号(電波法施行規則の規定により許可を要しない工事設計の軽微な事項を定める等の件)第1項の表の1の項及び4の項
  • 昭和58年郵政省告示第532号(無線設備の設置場所の変更検査を受けることを要しないアマチュア局の無線設備を定める等の件)の規定
  • 無線設備規則の一部を改正する省令(平成 17 年総務省令第 119 号)附則第3条第1項の規定による経過措置を受けている無線設備について同令附則第2条
  • JVCケンウッドのアマチュア用無線機の取扱説明書
などなど

開設同意書の押印省略

転居に伴う無線局免許状の変更 2022年7月時点で1エリアの移動する局と4エリアの移動する局の免許の交付を受けています。昨年末に4エリアから1エリアに転居したのでそれぞれ免許状を変更しました。 4エリアの免許は住所と常置場所を同時に変更しました。 以前は、常置場所が自分の所有でな...