概要
JT65-HF HB9HQXバージョンのログ管理は専用データベース管理システム(SQLite)で構築されています。これが標準ですがADIFファイルでも管理できるようになっているので、JT65-HF HB9HQXの設定を変更することでWSJT-X(またはJTDX)とログを共有できます。
ADIFファイルはテキストデータです。テキストエディタ(メモ帳など)で開くことができるのでデータはコピー&ペーストで簡単に統合できます
- JT65-HF HB9HQXのログをADIF形式で書き出し
- 書き出したログデータをWSJT-Xが管理するフォルダ内のWSJT-Xのログデータと統合(日付の前後関係に注意!)
- JT65-HF HB9HQXのロギング設定をWSJT-Xが管理するログデータに変更
【!注意!】
- この作業前に限らず、ログファイルは何らかの手段でバックアップをお勧めしたいです
- JT65-HF HB9HQXにないモード(QRA64、JT10など)でB4の扱いに不具合があるかも知れません
- ここで紹介する手順が皆様の環境で問題がないことを保証するものではありません
- ログ・ファイルが壊れるなどいかなる不具合も免責とさせていただきますm(_ _)m
前提
- JT65-HF HB9HQXとWSJT-Xで記録したログデータに重複がなないこと
- JT65-HF HB9HQXのメニュー項目名などはオリジナル版で表記しています(ローカライズ版をお使い方は読み替えお願いします)
【手順1】JT65-HF HB9HQXのログをADIF形式で書き出し
- JT65-HF HB9HQXを起動します
記録されている交信数を確認します(画面の右下あたりに表示されています) - メニューバーのJT65-Logを選択します
- Export as ADIF logfile(*.adi)を選択しサブメニューを表示します
- Save all records(backup)を選択します
- 適当な場所を選んでログデータを書き出し(保存)ます(ファイル名例:export_log.adi)
- JT65-HF HB9HQXは一旦終了させます
【手順2】書き出したログデータをWSJT-Xが管理するフォルダ内のWSJT-Xのログデータと統合
- WSJT-Xが起動している場合は終了します
- テキストエディタ(メモ帳など)でWSJT-Xのログ・ファイル(wsjtx_log.adi)を開きます(場所:c:\users\%username%\AppData\Local\WSJI-X\)
- 手順1で書き出したログ・ファイル(上記例ではexport_log.adi)をテキストエディタ(メモ帳など)で開きます
- export_log.adiの<EOH>より下の行をすべて選択しコピーします
- コピーしたログデータをペーストします
- JT65-HF HB9HQXのログ方が日付が新しい場合、WSJT-Xのログの最下行にペーストし上書き保存します
- JT65-HF HB9HQXのログ方が日付が古い場合は、WSJT-Xのログの<EOH>のすぐしたの行にペーストし上書き保存します
- (JTDXとログファイルを共有している場合はJTDXを起動してログデータ数が確認できます)
【手順3】JT65-HF HB9HQXのロギング設定をWSJT-Xが管理するログデータに変更
- JT65-HF HB9HQXを起動します
CofigureメニューからBreak and configureを選択します - Logのタブを開き、更にADIFのタブを選択します
- Mode filterは「JT65 + JT9」を選択します
- Path to ADIF logfile(*.adi)にWSJT-Xのログファイルを指定してSave Configurationボタンを押します(場所:c:\users\%username%\AppData\Local\WSJI-X\)
- 認識している交信数を確認します(画面の右下あたりに表示されています。WSJT-Xで記録したJT65モードの交信数分増えているはず)
改訂履歴
日付 | 内容 |
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2017/05/20 |
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2017/05/13 |
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