2020年8月22日土曜日

『PCスペックと“FT8”デコード率検証』の二番煎じ

無線機2台で同時デコード

興味深い記事が掲載されているのは CQ HAM Radio 2020年9月号です。

パソコンのスペックの違いでFT8のデコード率が違うのか検証されています。そのために同じ機種の無線機を2台用意されているのは驚きです。

アマチュア無線をやっている人たちは自らを無銭家といっていた時代もありますが、経済的余裕があれば大きなタワーに巨大なアンテナを設置するなど楽しみの幅を拡げることも可能ですね。あやかりたい。

とは言え楽しみ方は人それぞれ、そもそもアマチュア無銭に興味ない人からみたら無意味な趣味だし、鉄板の楽しみ方は”これ”というのも違う気がします。私のベランダはみ出しホイップでもそれなりに楽しいです♬

アプリケーションの違いで検証してみる

雑誌とまったく同じ二番煎じではなく、アプリケーションごとのデコード性能を比較します!

FT8が運用できるアプリケーションは私の知る限り3種類。

MSHV(普段使ってない)以外の2つのWSJT-XとJTDXでできるだけ定量的にみてみます。

比較の計画

アプリケーションの性能を比較する方法はいくつかありそうですね。WSJT-XもJTDXもWAVEファイルを読み込んでデコードする機能があります。これを利用して比較することにしました。WAVEデータはいつも使っているJTDXの”保存”機能を使って用意します。そして、WSJT-XもJTDXもデコード結果がキストファイルに保存されるので、このファイルで各ターンのデコード数を比較することにしました。

比較に使用する機材

普段運用している機材を使います。無線機とパソコンはコールサインごとにセットにしています。

JI1UUIはIC-7300MとLenovoのIdeapad S340です。JE4EVEはIC-705とSurfaceGo(初代)です。CinebenchではIdeapad S340が1425、SurfaceGoが287と差があります。

実運用している環境はデフォルトから変更もしているので2つのアプリケーションの”素”の状態を用意しました。

具体的にはアプリケーションを--rig-nameオプションを使って新たに設定しました。ショートカットを作ってそこで設定すると簡単にオプション付きで起動できます。パソコン2台にWSJT-XとJTDXの素の状態が用意できました。

ショートカットのプロパティでリンク先のところでアプリケーションの実行ファイルのあとにオプションを "--rig-name=no_rig" を記述しました。

つづく。。。

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