2017年11月5日日曜日

JT65の強い信号の見え方

ウォーターフォールに見える幻影

WSJT-Xなどのウォーターフォール(以下:WF)では受信している信号の強度や偏移が時間経過に応じて可視化されます。ときにデコードできない信号らしきものが表示されることもあります。送信側の問題なのか、それとも受信側の問題なのか。。
(恐らく)送信側に問題がある場合(音声系で言えばPCからの音声出力時の歪や、無線機への入力が大きすぎるなど?)は耳で聞いていても、デコードできる信号と比べると違和感があります。ところが耳で聴く限りそう感じない信号にも遭遇することがあります。

見え方と対処のトライアル

21MHzでスーパーローカル局の強力なJT65の信号を受信しています。耳で聴く信号はキレイに聞こえていて問題がなさそうでしたがWFで幻影が見えています。

ATTやRF Gainの調整でどのように変化するか試してみました。なお、この操作の間、AGCはオフにしています。赤い丸で囲ったところが送信されている信号(デコードできている)で黄色が幻影(デコードできない)のようです。

ATTのオン、オフやRF Gainを増減で"幻影"は見えなくなりました。このような強力な信号を受信しているとき、AGCがオンになっているとその強い信号でAGCが働き、その他の相対的に弱い信号がデコードできなる場合もあるようです。

受信しているIC-7300のOVF(オーバーフロー)は表示されていませんでした。次回はIC-7300のSpectrum Scopeでも観察してみたいと思います。

Spectrum Scopeの様子

タイミングよく先程の局が出てくれたので観察してみました。FT8の信号も見えてますがWFにみえるような幻影(信号)は見えませんでした。

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