2020年6月17日水曜日

未だ初心者がFT-817NDの”CAT”の不具合にハマる

シャックはあばら小屋のことらしい

雨の週末は引っ越し荷物のダンボールから唯一持ってきていたFT-817NDや安定化電源などを取り出して仮置きしました。常置場所より幅が40cmも小さな机を購入したのでコンパクトに配置しなければなりません。ケーブル類は常置場所から全部持ってきていたはずです。2年近く運用休止していたので間違えていないか思い出しながら配線し、なんとか新シャックから電波が出せるようになりました。運用するのはいわゆるデジタルモードで当面マイクはつなぎません。

パソコンから無線機の制御がうまくいかない

FT-817NDでWSJT-X,JTDXを運用してみるとバンド変更ができません。CAT機能の不具合です。FT-817NDで周波数を変更してもソフト側が変更に追従していないので周波数の取得や設定ができていません。

SCU-17経由接続したWindows10のノートパソコンのデバイスマネージャーを確認すると2つの仮想Comポートも,音声の入出力デバイスは認識しています。以前運用していたパソコンでも同様の不具合が発生し,2台ともデバイスドライバをアップデートしても状況は変わらず原因がよく分かりません。

最新のアプリケーションの不具合かな?

試したWSJT-X,JTDXはこの時点の最新版です。新しいバージョンは不具合修正もありますが機能追加などの過程で不具合が紛れ込む可能もあります。

不具合情報がないかとネットで探しみるとFT-897とSCU-17の組合せの同様の問題が明らかになっていました。さらに、WSJT-Xの無線機の設定でFT-897でなくFT-857を選べば不具合は回避できるとの情報がありました。この情報に基づきFT-857に設定しましたが改善せず。。

最新のOSの問題?

パソコンでもスマホでもOSをアップデートするとデバイスドライバがうまく機能しなくなったり,ファイルが消えたりといった問題が報告されるケースがあります。以前運用していたパソコンも、新規購入のパソコンも最近Windows10をアップデートしたのでこのバージョンが原因かも。。。

macOSはどうなの?

WSJT-XもJTDXもmacOS版があります。SCU-17のmacOS版デバイスドライバを導入し,Macbook ProにWSJT-XとJTDXを導入しました。

WSJT-Xを起動してみるとWindows10と同様の不具合が発生しました。とするとアップデートしたWindowsの問題ではなくFT-817NDかSCU-17のハードウェア故障が原因かも。。。

古いソフトウェアでも試す

FT-817NDをパソコンで操作するソフトが公開されていることを思い出しました。「FT-817 Commander」です。このソフトをダウンロードしてきて試しても周波数情報が取得できないエラーが発生しました。

原因はSCU-17,FT-817のどちらのやはりハードウェアトラブルが原因なのか。。。。

解決策は単純だった

いろいろ試行錯誤したのですが,解決しました。SCU-17とFT-817NDを接続するCAT用のシリアルケーブルがちゃんと刺さっていませんでした。このケーブルを奥まで差し込んで解決です。まったく情けない・・・。

トラブルにハマるときは思い込みもあって単純なことに気づかないこともあります。一晩寝て,冷静にチェックポイントを考えなおして原因究明できましたw

こんな感じ

2020年6月12日金曜日

開局準備でさらに買ったものなど(HFJ-350M関連)

メジャー買ってきた

HFJ-350Mのロッドアンテナ(テレスコピック)部の長さ確認にはメジャーが必要なのです。家にあったのは5mまで測れる金属製のメジャー(コンベックス)です。これでは大げさな感じ、ちょっと重いし。

ちなみにRHM10やRHM7350の長さを調整はコイル部をスライドさせる機構になっています。スライド部にはミリ単位の目盛りがシールで貼ってあります。

100均のもので十分です

仕事帰りに買ってきたのは手芸用のメジャーです。HFJ-350Mのロッドアンテナの長さは1.3m弱なので1.5mまで測れるモノで十分。長さを確認し調整が終わったらしまう(丸める)のもワンプッシュです。これはCanDoの商品です。

調整長はパソコンで計算

暗算が苦手です。HFJ-350Mのロッドアンテナの変化量はExcelで計算しますw

”希望値”に運用したい周波数をセットしておいて、ロッドアンテナの長さをラフに合わせた状態で共振周波数を調べます。その値を”最小値”列に入力すると”調整値”で変化すべき長さの計算結果を教えてくれるワークシートです。

計算結果の数値はプラス・マイナスの符号が付きます。長くするのか短くするのか迷うので”長く”か”短く”も表示するようにしています。あれ?「長く」・「短く」あってる?

アンテナキャリングケースも100均

Facebookのあるグループで教えてもらいました。HFJ-350Mがしまえるケースも用意しました。元々は折りたたみ傘を収めるケースで濡れたままでしまえるようになっています。これはダイソーの商品です。


2020年6月10日水曜日

アマチュア無線局の開局に向けて準備してるもの

これまでに新調したもの

  • アンテナ基台取付金具(MHV-121)
  • アンテナアナライザ(NanoVNA)
  • 三脚にも固定できるアンテナ基台(CST-20)
  • Windows10のノートパソコン(Ideapad S340)

MHV-121(DXアンテナ)

常置場所でも使っているもの。中古品をオークションで入手しました。ベランダのコンクリート壁に取り付けるタイプです。なんとなく壁から少しでも離れているのがいいと考えて選択しました。運用しないときはアンテナを外した状態にします。

基台の根元から伸びて壁の内側に無造作にグシャッとしている線は常置場所から持ってきたカウンターポイズの電線です。アンテナの根元にラグ端子で固定し5メートルくらいの電線を5本カシメています。

グシャッとさせたときと壁面に沿わせ(画面手前側)て伸ばしたときでは共振周波数が変わるようです。天気の良い週末にもう少しテストして、カウンターポイズの効果を比べてみようと思います。

基台のU字ボルトに接続するラグ端子のついた長さが違う数種類のカウンターポイズも持ってきているので合わせて試してみるつもりです。

NanoVNA(アマゾンで購入)

これは最近知りました(2020年5月)。アンテナの長さ調整のためにアンテナアナライザとして使える測定器です。アンテナの共振周波数やSWRは雨やカウンターポイズの状況にも影響を受けるので指定する周波数範囲でSWRなどがグラフィカルに確認できるのは便利です。

本体はとてもコンパクトなので表示される文字も小さく読みにくい場合もあります。そんなときにはパソコンやスマホ,タブレットともUSBケーブル一本で接続すれば大きな画面でも測定結果を確認することができます。

CST-20(コメット)

この基台はショップ(ネットではなく実店舗)の店員さんに紹介してもらいました。たまには店頭に話すのもいいですね。「ハムフェア2019」の会場で参考出品されていた新商品で,Uボルト(付属していません)でマストに取り付ける場合の太さはおおよそ30mm。なのでMHV-121には付けられません。。。

多用な使用方法を想定してたくさん穴が空いています。例えば電線のカウンターポイズや三脚に取り付けるためのネジ穴まで用意されています。三脚もそろえたいです。

IdeaPad S340-15API(Lenovo)

なんとなくAMD Ryzenのモデルを使ってみたくて選びました。ケーズデンキのオリジナルモデルでSSDが512GB、メモリ8GBでした。

メモリ増設のための開口もなく,メモリの取付け方法は説明書に記載はありません。自己責任で底面の開けるとメモリスロットに4GBが刺さっているので8GBに差し替えて合計12GBで使用中です。抜いたメモリは2017年モデルのIdeapadに挿して合計8GBで使用しています。

その他シャックに必須なもの(机と椅子)

引っ越しは身の回りの最小限のものしか持ってこなかったので家具,家電,寝具などはゼロから揃えている最中です。

2020年5月から始まった在宅勤務ではシゴトができる机も椅子がまだ間に合っていなくて身体的に,特に腰にはちょっとしんどかったです。無線機を操作するにも机,椅子が必須だと思ったので通販で購入しました。まもなく納品予定です。

2020年6月9日火曜日

4エリアでのアマチュア無線局運用

開局準備をはじめる

1エリア(千葉県)から4エリア(広島県)に引っ越ししてきて1年とちょっと。2019年秋には新たな従免をゲットして,局免の指定事項も変更済みです。5月後半にようやく重い腰を挙げて開局準備をはじめました。住まいは集合住宅の1階なのでアマチュア無線をする環境としては良いとは言えませんが,入居時にベランダにアンテナ設置が問題ないことは確認済みです。

何はなくとも無線機とアンテナ

常置場所から持ってきた無線機はFT-817NDのみでした。もうすぐ発売されるICOMのIC-705は今どきの技術も盛り込んで面白そうなのですがやっぱり50W機も用意したい。50W機のIC-7300も持ってくればよかったとちょっと後悔しています。FT-817NDのBNCコネクタが不良だし‥いっそのこと無線機新調して移動しない局を開局するかなぁ。

4エリアに持ってきたアンテナはRHM7350とRHM10。最近これらに加えてコメットのHFJ-350Mと1.8/1.9MHz帯対応のオプションコイルを購入しました。どれも広帯域アンテナでバンドを変えるとその都度調整が必要です。(短縮率が大きいのでバンド内でも調整が必要になる場合もあります)

  • RHM10:7~430MHz(10バンドでハイバンドまでカバー)
  • RHM7350:7~50MHz(8バンドで全長長めで送受信性能が高そうな気がする)
  • HFJ-350M+オプションコイル:1.8~50MHz(10バンドでローバンドまでカバー)

どれもバンド変更の手間がかかるのでいずれはUHV-9のような多バンドアンテナを調達したいですね。

局免変更申請中

昨年末の局免変更申請時点で160mバンドのアンテナが用意できるとは思っていませんでした。図らずもHFJ-350Mとオプションコイルで160mも運用できる目処が立ちモチベーションも上がってきたので,運用のための電波型式の追加指定(正確には一括型式に変更:A1A→3MA)を受けるべく電子申請したところです。

余談

ご案内のとおり,今年(2020年4月21日)からバンド拡張や免許の変更届けが簡素化されています。更に1.9MHz帯は電波型式の一括記載コードに含まれる電波型式の変更される見込みです。 新たな一括記載コードの運用が始まるとJ3Eも指定されたことになりそうなので技適をとっていない無線機での1.9MHz帯のJ3E運用がどういう手続で許可されるのか総務省の発表を待ちたいです。

開設同意書の押印省略

転居に伴う無線局免許状の変更 2022年7月時点で1エリアの移動する局と4エリアの移動する局の免許の交付を受けています。昨年末に4エリアから1エリアに転居したのでそれぞれ免許状を変更しました。 4エリアの免許は住所と常置場所を同時に変更しました。 以前は、常置場所が自分の所有でな...