2016年8月10日水曜日

初心者のスピーカー選び(無線機用外部スピーカー)

無線機内蔵スピーカーもいいけどもっと聴きやすく

無線機でもできれば高音質で聞きたいものです。とは言えスマホで聴く音楽やテレビなどの放送で聴く音声と無線機で聴く高音質は違う尺度があるのだと思います。聴き比べたことはないですが、純正のスピーカーはフィルタが入っていたり大型のスピーカーだったりします。

そう言えば、もしかするとまだ実家に古いICOMの外部スピーカーがあるのかな。。。

はるか昔の20世紀のことなので使っていたかすら記憶にないです(^^)

ワッチしていると綺麗で厚みも感じる良いお声の局と、エコーがかったり歪んだりの局もありますができるだけ了解度の良く、長時間聞いても疲れないようなものを選びたいのです。

今回のスピーカー選びは、狭い机上面(ダイソーのメタルラックで無線機と電源を置いている)のラックの隙間(おおよそ高さ10cm)に収まることが命題です。ダイヤモンドアンテナやコメットからモービル用の小型スピーカーが販売されてますが小型のものでも数千円からなので更に安いものを探してみました。

偶然見つけた!

スピーカー購入が主目的ではなかったのですが、過日立ち寄った秋葉原のお店で980円(税込み)を見つけたので買ってきました。台湾製でCOTINAというメーカーのCB-235Aという商品(型番)ようです。なんかどっかで見たことのある形。。。

帰宅してネットで探してみるとアイコムのSP-10とよく似た形と大きさ。コメットのCB-980にもそっくりです。。アイコムのものは税抜き定価4,800円。中古でも2,000円以上。コメットのものは通販で新品2,000円強。果たしてこれは各社へOEM供給しているものなのかも知れません。

コメットCB-980 ICOM SP-10
CB-980 SP-1

モービル用(車載)を想定した角度調整もできるスタンド付きでケーブルの長さも1.5m程度あるので置き場所も困りませんし聴きやすい位置と角度でベストポジションにできます。


【For Your Information】

音の質

再生できる周波数の幅や、音の大きさ、S/N比など性能を測る項目はありますが結局のところ聴いてみてどうかが大事な気がします。そうでなければ量販店のイヤホンやヘッドホン売場の面積は今のように広くなっていなかったのでしょうね。今回は視聴せずに買ってきましたが、CB-980はまずまずの音質とのレビューも読んでいたので期待どおりでした。

2016年7月19日火曜日

初心者のアンテナ設置

アマチュア無線の設備

アマチュア無線に必要な設備は無線機(目的の電波を送信・受信ができる機械)とそれを発射するアンテナ(日本語では空中線と言います)が必要です。
これらの設備は自作することも可能ですが、それができる知識も技術も充分でない場合(私のこと)は市販の機材を購入することになります。

マンションのベランダに設置

市販無線機はメーカーで十分設計され製造されるので購入時点ではほぼ無調整で使えるといっても差し支えありませんが、アンテナは設置する環境によって調整が必要になる場合が多いようです。(20世紀に運用していたころは機材も知識もなくあまり調整に気を使っていなかった・・・不要な電波を発射するなど近隣に迷惑はかけていなかったようですが)

私が購入したものはいわゆるマルチバンドのモービルホイップ(UHV-6)という代物で車に取り付けて使うことを前提に設計、製造されています。
これをマンションのベランダに設置するためには車に設置する場合と同じような(おそらく高周波的な)環境を用意することが必要で、具体的にはカウンターポイズというものを設備することが前提になります。開局まで情報収集すると市販品もありましたが、先人に倣い自作しました(私にもできた)。

マンションやアパートなど集合住宅、賃貸住宅ではアンテナ設置には管理組合などの規定や大家さんのご意向も要確認です。

調整

アンテナを設置する前にカウンターポイズを用意しました。使用する電波(7、18、21、28、50Mhzの各バンド)に合わせておおよそ1/4波長の電線を複数本用意し圧着端子に圧着、ハンダ付けしてアンテナを固定するスチール製の基台にボルトで接続しただけですがなんとか機能しているようです。なぜ1/4波長にすれば良いのか理屈は分かっていません。

もう一つこのアンテナで重要なのはエレメント長調整です。アンテナに付属する説明書でどの程度短くすると同調点の周波数(共振点と言うのかも)が変化するか確認し、各バンド毎に調整部の長さを短くするために切断していきます。1.5mm程度の細いステンレス棒ですが結構手強い(棒ヤスリでは1回切断するのも汗だくで数分かかります)ので専用の工具(カッター)を購入しました。
便利な世の中にはアンテナアナライザーというものがありバンドの範囲内で調整状況が可視化できるツールがあることもわかったのですが、今回はカットアンドトライで地道に4バンド(4本)を調整しました。
おおよそ同調点がバンド内に収まったら無線機に内蔵されている調整機能(アンテナ・チューナー)で最終調整して完了です。(カウンターポイズのさらなる調整・強化が必要そうな気もしています)

工具を買いに行ったり、何度もアンテナ取り付け・取り外しが必要なので根気が続かずのべ2日(2週末)かかってしまいました。(-_-;)

【For Your Information】

コメットUHV-6

WEBで購入できる販売店の記載をみると生産完了しているような気がします。(平成28年7月現在はまだ流通在庫はあるようです)
このアンテナには7、21、28MHz帯に同調する部品(調整エレメント)が付属しており、追加で18Mhz帯の調整エレメントを購入したので合計4本をつけています。一旦調整できれば基台への上げ、降ろししても調整範囲の変化はわずかですがカウンターポイズ(電線の位置や取り回し)の方が影響が大きいようです。なお、50、144、430MHzの各バンドは基本的に無調整ですが説明書で指示があるとおり50MHz用のカウンターポイズは取り付けました。
ちなみに調整エレメントを短くしすぎた場合は、付属のエレメント(低い周波数用1本、高い周波数用2本)で再調整しても良いようです。
先人の知恵で調整するバンドの順番に触れられている記事も拝見しましたが、私は7→21→18→28MHzの順番で調整ができました。

ベランダに固定する金具

アンテナは軽めなのでアマチュア無線用として販売されているものでなくても良いと思い、BSアンテナ用の金具をベランダの法面の壁を挟み込み固定し金具に付いているパイプ(マスト)にアマチュア無線アンテナ用で角度が自由に調整できる基台を取り付けました。アンテナは壁や庇の影響が少なくなることを期待して垂直から10度程度傾けています。

2016年7月18日月曜日

初心者の電子申請(アマチュア無線開局)

【アマチュア無線局の開局】

アマチュア無線を2016年7月に数十年ぶりに再開しました。
コールサインは以前、他の方に付与されていたものが指定されました。

開局までの経過を備忘録としてメモしておきます。

昔とちがい今(平成28年時点)では紙以外にインターネットを利用した電子申請ができます。ただし、このシステムを利用できるのはWindowsPC(MACにWindowsをインストールしたものは保証外)という制限があります。

電子申請の方が金額が少額ですむのでお勧めですね。(^^)

利用者からみた大まかな流れです。

  • システム利用のID取得
  • IDを利用したアマチュア無線局免許申請
  • 免許審査手数料の納付
  • 免許状の受取り
  • 電波利用料の納付

審査が終わると免許状の受取りになりますが、後学のため窓口受取りで申請しました。

【免許状の受取】

受取りに行く前に窓口受取りの注意点を伺いましたので記録しておきます。関東総合通信局で3アマ開局(移動する局)の場合です。他の地域では異なるかも知れません。

  • 受付時間(9-12時、13-17時)
  • 特にアポはいらない
  • 本人確認証(運転免許証:申請時に登録した住所が記載され、写真が添付された各種証明書、従事者免許は住所が記載されていないので不可)
  • 問い合わせ番号を控えておく(申請時にシステムに付与される番号を係員に伝える)

窓口で問い合わせ番号と名前を伝え、しばらく待つと免許状と無線機の台数分のシール(無線局免許証票)を持ってきてくれます。
係官が目視で免許状に記載された免許人の住所・氏名を本人確認証で確認します。(特に記録やコピーはしない)
封筒など特に入れるものもなく手渡しされるので手ぶらで行かない方が良いと思います。

【経過】

平成28年04月下旬頃ふと再開したいと思う、CWもやってみたい。今の試験、免許制度やRIGなど状況など調べてみた。

平成28年05月04日(水) 電子申請Lite ID発行申請
平成28年05月12日(日) ID登録確認(初期パスワード変更)
平成28年05月31日(火) 従免申請
平成28年06月10日(金) 従免発行(従免申請から11日)
平成28年06月16日(木) 従免受領(従免発行から6日)
平成28年06月18日(土) 電子申請Liteで局免申請(HF、V/UHF帯)
平成28年06月20日(月) 補正依頼(常置場所住所表記について)
平成28年06月21日(火) 補正申請(常置場所住所表記是正)
平成28年07月01日(金) 審査終了(補正申請から10日)
平成28年07月01日(金) 手数料納付(インターネットバンキング)
平成28年07月05日(火) 審査終了(免許状発行:納付から4日)
平成28年07月06日(水) 局免受取り(免許状交付)
平成28年07月09日(土) 局免変更申請(設備変更に伴う記載事項変更)
平成28年07月15日(金) 局免受取(免許状交付)
平成28年07月14日(木) 電波利用料納入告知書受領および納付(インターネットバンキング)

補正依頼のあった住所表記についての指摘は、電子申請Liteの登録時のものと違うというものでした。

IC-7300とVX-6で開局しましたがFT-817NDが安かったので追加で購入し、開局後1週間で変更してしまいました(*^^*)
平日の夜、お休みの日などが運用時間帯になります。JARLにも再入会したのでQSLカードの交換も合わせてよろしくお願いします

【For Your Information】

手数料などの納付

インターネットバンキングも利用できるペイジーというサービスを利用しました。
手数料納付後に審査のステータスを確認すると「審査中」という表現になります。別メニューで納付状況を確認すると「納付済」になっているので何を審査しているのだろうと思い電話で問い合わせしたところ『特に審査するべき内容があるのではなく、手数料納付を確認し免許状の発行手続き中』ということでした。
また、申請時に窓口での受取を指定しても審査完了(免許状発行準備完了)はメールでは通知なし(システム上その機能がない)とのことでしたので、時々ステータスが「審査完了」になっているかを自分で確認する必要があるそうです。
電子申請liteサイトの説明だと開局まで3,4週間とありますが、今回は補正申請後15日目(正味11日目)に免許状を受領できました。
ちなみに免許状は7月5日に発行されていますが、呼出符号は総通が6月30日に公開した付与状況のサフィックスよりも前、6月23日のものより後のものでした。呼出符号が決まるタイミングは謎です。

関東総合通信局訪問時の注意点

アマチュア無線局を担当しているのは無線通信部陸上三課です。この陸上三課が業務を行うビルは千代田区役所と同じ建物で国などの他の機関も入居するいわゆる合同庁舎になっています。陸上三課はエレベータで22階にあがります。1階のエレベータホールには警備員が立哨していますので、訪問先を告げてからエレベータホールへお進みください。

開設同意書の押印省略

転居に伴う無線局免許状の変更 2022年7月時点で1エリアの移動する局と4エリアの移動する局の免許の交付を受けています。昨年末に4エリアから1エリアに転居したのでそれぞれ免許状を変更しました。 4エリアの免許は住所と常置場所を同時に変更しました。 以前は、常置場所が自分の所有でな...